残置物撤去の相場は?見積もりと費用を抑える3つのポイントを解説

残置物撤去

残置物撤去は、不用品やゴミが放置された空間をきれいにするための作業です。一軒家、マンションなどの住宅の他にも、土地などさまざまな場所で作業が発生することもあります。
この記事では、残置物撤去の費用相場や、費用を決めるポイント、費用を抑える方法、注意点などについて詳しく解説していきます。

目次

残置物撤去の費用相場

残置物撤去の費用相場は、物件の種類や撤去物の量、作業内容によって異なりますが、一般的には以下のようになっています。

残置の量参考間取り合計金額
2m³~10m³1R35,000円〜150,000(税別)
2m³~12m³1DK35,000円〜200,000(税別)
3m³~20m³1LDK・2DK50,000円〜300,000(税別)
5m³~35m³2LDK・3DK80,000円〜500,000(税別)
8m³~50m³3LDK・4DK120,000円〜700,000(税別)
10m³~70m³4LDK・5DK150,000円〜950,000(税別)

一軒家では、広い敷地や建物内に多くの残置物があることが多いため、費用が高くなる傾向があります。また、庭や外構の撤去も含まれる場合は、さらに費用が上がることがあります。

マンションでは、一軒家に比べて敷地面積が狭く、撤去物の量も少ないため、費用が抑えられることが多いです。ただし、エレベーターや共用部分を利用する際の制約や、駐車場の確保が難しい場合は、費用が高くなることがあります。

土地の場合、撤去物の種類や量によって費用が大きく変わります。例えば、草木やゴミの撤去だけであれば費用は抑えられますが、建物や構造物の解体が必要な場合は、費用が高くなることがあります。

ただし、これらの相場はあくまで目安であり、実際の費用は見積もりを取ることで確定します。業者によっても費用が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

残置物撤去の費用を決めるポイント

残置物撤去の費用は、いくつかのポイントによって決まります。以下に、費用を決める主なポイントを挙げます。

撤去物の種類と量

残置物量が多ければ多いほど、撤去にかかる費用も高くなります。また、残置物の量によっても費用は変動し、家具や家電製品などの大型のものや、重量物は高くなりがちです。

また、危険物や特殊な処理が必要なものがある場合、大幅に費用が高くなるケースもあります。

玄関からトラックまでの距離

搬出口となる玄関からトラックまでの距離が長い場合、運搬に人員が必要となるため、費用が高くなることがあります。特にマンションやアパートの場合、エレベーターや階段の利用状況によっても費用が変動します。

人件費

残置物の量とは別に、作業に必要な人数分の人件費も発生します。撤去する残置物が多ければ、それだけ分別作業に人員が必要になり、前述のとおり玄関からトラックまでの距離が伸びると、やはり人件費が多くかかります。

人員の計算は業者によって異なるケースもあるため、事前の見積もりが重要となります。

アクセスと立地

立地やアクセスが悪く、近くに残置物撤去に対応した業者がいない場合、遠方から業者が来る必要があるため、交通費や時間がかかり、費用が高くなることがあります。別途費用が発生していない場合でも、全体の料金に上乗せされているケースもあります。

残置物撤去の費用を抑える方法

残置物撤去の費用を抑えるためには、いくつかの方法があります。以下に、その方法を詳しく説明します。

複数の業者に見積もりを依頼する(相見積もり)

残置物撤去の費用を抑えるために最も有効な方法は、複数の業者に見積もり依頼をすることです(相見積もり)。相見積もりを行うことにより、業者間による価格競争が起こり、費用を抑えられる可能性が高まります。

自分でできる範囲の作業を行う

残置物撤去の費用を抑えるためには、まず自分でできる範囲の作業を行いましょう。例えば、軽い家具や家電製品の移動、不用品の分別などは自分で行うことができます。これにより、業者に依頼する作業量が減り、費用を抑えることができます。

不用品を買取業者に売却する

残置物の中には、まだ価値があるものもあるでしょう。そういったものは、買取業者に売却することで、撤去費用を相殺することができます。また、買取業者によっては、撤去作業も行ってくれることがありますので、一石二鳥の効果が期待できます。

以上の方法を活用することで、残置物撤去の費用を抑えることができます。ただし、安さだけを追求するあまり、品質の低い業者に依頼してしまうと、後でトラブルになることもありますので、注意が必要です。費用と品質のバランスを考慮しながら、適切な業者を選ぶようにしましょう。

残置物撤去を依頼する業者の選び方

残置物撤去を依頼する業者の選び方は、あなたが一般の方なのか、不動産管理会社や大家さんなのかによって変わってきます。ここでは、一般の方と不動産管理会社や大家さんにわけて業者の選び方をご紹介します。

一般の方の場合

一般の方で残置物撤去を業者に依頼する場合、基本的には複数の業者から見積もりを受けて、納得できる費用とサービスの業者へと依頼しましょう。

一般の方の残置物撤去の場合、遺品整理・生前整理・空き家整理・不用品回収などのニーズがほとんどかと思います。費用を抑えたい場合は不用品回収業者、故人の遺品を丁寧に扱ってもらいたい場合は遺品整理業者など、依頼内容にあわせて業者を選定することをおすすめします。

費用については、高額な見積もりを提示してくる業者や、作業後に追加費用を請求してくる業者もいるため、見積もりを1社のみに依頼するのは危険なケースもあります。

不動産管理会社や大家さんの場合

不動産管理会社や大家さんが残置物撤去を依頼する場合、元入居者が残して退去した(死去されて遺族が見つからないなどを含む)ケースや、新しく購入した中古物件に残置物が残っているケースなどが該当するかと思います。

管理会社や大家さんの場合、多くの場合で最優先事項は費用面かと思います。初めて残置物撤去を依頼する場合は、管理会社や大家であることを事前に伝え、継続的に依頼する可能性があることを示唆することで値引きしてもらえるケースがあります。

また、2回目以降も継続してその業者に依頼することで、費用面はもちろんのこと、スケジュールなども含めて融通を効いてもらえるケースがあるため、毎回依頼する会社を作っておくメリットは大きいでしょう。

まとめ

残置物撤去の費用相場は、一軒家の場合30万円~100万円、マンションの場合10万円~50万円、土地の場合10万円~100万円となっています。費用を決める要因として、撤去物の種類と量、玄関からトラックまでの距離、作業時間と人件費が挙げられます。相場を抑える方法として、自分でできる範囲の作業を行う、不用品を買取業者に売却するなどがあります。

残置物撤去でお困りの方は、ぜひ当社マインドカンパニーにご相談ください。費用はもちろんのこと、ご依頼内容や希望のスケジュールにできる限り沿った、丁寧なサービスをご提供致します。

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この記事を書いた人

MINDのアバター MIND 代表

2008年より遺品整理・特殊清掃の業務に関わって今日までたくさんのノウハウを蓄積出来ました。2023年には清掃業界の先進国であるアメリカへ渡り、RSAで研修を受け【TCST】Trauma and Crime Scene Technician (特殊清掃)や【FSRT】Fire and Smoke Damage Restoration Technician (火災復旧)に関する『IICRC』認定の国際資格を取得しております。
記事を通じて私の想いが伝われば幸いです。

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